うわぁ最後そう来るか><
米澤穂信小市民シリーズ第2弾。この人の作品ははまり気味になっていまして、私にとって数少ないミステリー系で新刊を待ちわびている作者さんです。
西尾維新だとか清涼院流水だとかあの辺の話ばかり大袈裟な方向とはおそらく対局にあるような人なのです。……ついでに清涼院流水の方もこの直後に何となく書いておいたので暇ならちらっと見て下さいませ。
ネットでレビューしてた他の方も書いてましたが前巻である「春季限定いちごタルト事件」を既読しておくのを推薦。直接謎解き話の上で連続性があるわけではありませんが、この人の作品の最大のポイントと言うべき人間関係の微妙な機微を存分に味わうためには全作からきっちり読むべきだと思います。……ミステリできちんとこういう微妙な心を書ける人って(いや、ミステリに限定しなくても)少ないですから。
連作短編なんですが。
初出は最初の二章分は単独で雑誌掲載されたようですが、その短編だけを見るとちょっとコメディめいた日常ものなのに、最後まで読むと別の意味が込められていることに驚き。こういう日常の小さな謎解きを組み合わせて最後に大きな謎解きを魅せてくれるというのは米澤さんの作品の特徴ですし、この上手さは今作でも健在でした。
ただ、前回同様だと少し弱いかな、と思っていたら最後にああいう展開。多くは書けませんが、冒頭に書いた通り思わずうわぁと言いたくなるような展開でした。
この人もデビューは角川スニーカー文庫(厳密にはスニーカーミステリ倶楽部)なんですが、最近はすっかり一般っぽい作風になってきましたね。ネタバレしない範囲で書けば、結構黒い部分を書くようになってきた。でもそれが決して不要な嫌悪感を催さないのがこの人の上手さでしょうか?
正直大きな物語としては終わっていないのでまだ「超お勧め」にはしませんが……。なんか最近お勧めを乱発してるようで気になるのですが、実際結構当たりが多くて喜ばしいですw(どうでも良い本は書評を書く気にならないのもあります−−;)
2006年04月15日
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夏期限定トロピカルパフェ事件/米澤穂信
Excerpt: 夏期限定トロピカルパフェ事件米澤 穂信 東京創元社 2006-04-11by G-Tools 【小市民を目指す互恵関係にある小鳩君と小佐内さん。小佐内さんに連れらて「小佐内スイーツセレクション・夏...
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